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RACERS Volume71 [屈辱のホンダ MotoGP2023]
いつも立ち読みで済ましている(失礼)Racersですが、今回のVolume71は発売日を大変楽しみしていまして、発売日にわざわざ書店まで購入しに行ってきました。
サブタイトルが「屈辱のホンダMotoGP 2023」という通り、2019年にMotoGPクラスではホンダのマルク・マルケス+RC213Vがチャンピオンを取ったのが最後で、4年間もチャンピオンから遠ざかっています。 同じくヤマハも2021年にファビオ・クアルタラロ+YZR-M1がチャンピオンを取って以来、チャンピオンからは遠ざかっています。 ホンダしかり、ヤマハも過去の栄光から凋落してしまったという事をテーマにしている雑誌内容です。
かつては常勝軍団として、1980年代から年間チャンピオンを取り続けていたホンダのマシンが、近年はテールエンダーとなってしまいました。 特に2023年は、ほぼドゥカティが表彰台を占め、ドゥカティではないと優勝できないのでは?と思うほどにドゥカティが速い。 それにKTMとアプリリアが肉薄している状態で、ホンダもヤマハも全く歯が立たないような構図になっているのが、見ていても歯がゆいばかりでした。
MotoGPに関しては、なぜホンダばかりではなくヤマハも同じく凋落の一途を辿ってしまったのかと言うことを不思議に思い、色々な人が書いているネット記事や書籍の記事を読みました。 その断片的な文章を読んでも、ホンダはマルケス専用マシンになってしまった、日本式の縦割り決済をする会社方式がスピード感が無い、新しい技術トライに挑戦しない、等々色々な事が書いてありました。 しかし、その情報も断片的なので、どうして凋落し、何が原因なのかという全体像は全く分かりませんでした。
しかし今回、毎度ヒストリックレーシングマシンやレーサーについて、これでもかというばかりに本格的に深堀り取材をしている雑誌「レーサーズ」が、このMotoGPで凋落してしまったホンダやヤマハを題材にして雑誌にまとめてくれるというので、今回は非常に出版を心待ちにしていた次第です。
内容はここで書くとネタバレになってしまうので、多くは書きません。 ですが、読んだ感想はというと、ホンダもヤマハも様々な要因が複雑に絡み合って、段々とEU勢に遅れを取ってしまったと理解できました。 大きなターニングポイントが、新型コロナのパンデミックであったという事のようですね。
特に現在のMotoGPのトレンドである、積極的な空力デバイスの使用も日本勢はEU勢に遅れを取ってしまっているようです。
しかし、私は必ずやホンダは復活してくるであろうことを信じています。 今の4輪最高峰クラスのF1では、レッドブル+HRC供給のパワーユニットが最強と呼ばれていて、特に2023年は23戦22勝というとてつもない記録を打ち立てています。 しかし、ホンダが第4期のF1にカムバックしてきた2015年に、マクラーレンと組んだ最初はボロボロでした。
当時マクラーレン・ホンダのドライバーだった世界チャンピオン獲得経験者のフェルナンド・アロンソからは、「ホンダのエンジンは、F1のエンジンではなくGP2のエンジンだ」と酷評されたりもしましたが、それを2021年にはレッドブル・ホンダとしてチャンピオンを取るまでに熟成させてきました。 ホンダとしては2021年を最後にF1からは撤退していますが、レギュレーション上2022年~2025年はF1のパワーユニット開発が凍結されているので、実際はホンダエンジンをHRCが管理して、レッドブル・パワートレインズに供給する形で、事実上のホンダエンジンが2022~2023年のF1を覇権していた図式です。
もちろん、現代のMotoGPもF1も、エンジン(パワーユニット)の性能だけでは勝てません。 車体も含めたトータルパッケージが良くないと勝利は望めませんが、それでもエンジンというのは重要なファクターの一つでしょう。
余談ですが、私もセナプロ時代のF1はよくフォローしていて熱心にレースを見ていましたが、ここ最近はNetflixの「Formura1 Drive to survive」を楽しみに見ている程度です。
それにしても近年のF1は、同じパワーユニットを積んでいるのに、レッドブルは速くてもアルファタウリ(現RB)は遅いとか、メルセデスは速くてマクラーレン(メルセデスPU)は程々、そしてウィリアムズ(メルセデスPU)はかなり遅いという、同じパワーユニットを使っていてもかなり差が出ているという事実があります。 もちろんカスタマーPUとファクトリーPUでは差があると思いますが、それでも同じパワーユニットでこれ程差が出るというのは、昔よりもパッケージ全体の仕上がり、しかもかなり僅差のちょっとした差が、走ったタイムでかなり大きく差が広がるのではないだろうか?と、素人ながらに思ってます。
本の内容からは離れてしまいましたが、この最近の日本メーカーの凋落は何でだろう?と疑問に思っている方や、MotoGPファンは是非読んでほしい内容の雑誌でした。
https://amzn.to/3vwG0Ob
サブタイトルが「屈辱のホンダMotoGP 2023」という通り、2019年にMotoGPクラスではホンダのマルク・マルケス+RC213Vがチャンピオンを取ったのが最後で、4年間もチャンピオンから遠ざかっています。 同じくヤマハも2021年にファビオ・クアルタラロ+YZR-M1がチャンピオンを取って以来、チャンピオンからは遠ざかっています。 ホンダしかり、ヤマハも過去の栄光から凋落してしまったという事をテーマにしている雑誌内容です。
かつては常勝軍団として、1980年代から年間チャンピオンを取り続けていたホンダのマシンが、近年はテールエンダーとなってしまいました。 特に2023年は、ほぼドゥカティが表彰台を占め、ドゥカティではないと優勝できないのでは?と思うほどにドゥカティが速い。 それにKTMとアプリリアが肉薄している状態で、ホンダもヤマハも全く歯が立たないような構図になっているのが、見ていても歯がゆいばかりでした。
MotoGPに関しては、なぜホンダばかりではなくヤマハも同じく凋落の一途を辿ってしまったのかと言うことを不思議に思い、色々な人が書いているネット記事や書籍の記事を読みました。 その断片的な文章を読んでも、ホンダはマルケス専用マシンになってしまった、日本式の縦割り決済をする会社方式がスピード感が無い、新しい技術トライに挑戦しない、等々色々な事が書いてありました。 しかし、その情報も断片的なので、どうして凋落し、何が原因なのかという全体像は全く分かりませんでした。
しかし今回、毎度ヒストリックレーシングマシンやレーサーについて、これでもかというばかりに本格的に深堀り取材をしている雑誌「レーサーズ」が、このMotoGPで凋落してしまったホンダやヤマハを題材にして雑誌にまとめてくれるというので、今回は非常に出版を心待ちにしていた次第です。
内容はここで書くとネタバレになってしまうので、多くは書きません。 ですが、読んだ感想はというと、ホンダもヤマハも様々な要因が複雑に絡み合って、段々とEU勢に遅れを取ってしまったと理解できました。 大きなターニングポイントが、新型コロナのパンデミックであったという事のようですね。
特に現在のMotoGPのトレンドである、積極的な空力デバイスの使用も日本勢はEU勢に遅れを取ってしまっているようです。
しかし、私は必ずやホンダは復活してくるであろうことを信じています。 今の4輪最高峰クラスのF1では、レッドブル+HRC供給のパワーユニットが最強と呼ばれていて、特に2023年は23戦22勝というとてつもない記録を打ち立てています。 しかし、ホンダが第4期のF1にカムバックしてきた2015年に、マクラーレンと組んだ最初はボロボロでした。
当時マクラーレン・ホンダのドライバーだった世界チャンピオン獲得経験者のフェルナンド・アロンソからは、「ホンダのエンジンは、F1のエンジンではなくGP2のエンジンだ」と酷評されたりもしましたが、それを2021年にはレッドブル・ホンダとしてチャンピオンを取るまでに熟成させてきました。 ホンダとしては2021年を最後にF1からは撤退していますが、レギュレーション上2022年~2025年はF1のパワーユニット開発が凍結されているので、実際はホンダエンジンをHRCが管理して、レッドブル・パワートレインズに供給する形で、事実上のホンダエンジンが2022~2023年のF1を覇権していた図式です。
もちろん、現代のMotoGPもF1も、エンジン(パワーユニット)の性能だけでは勝てません。 車体も含めたトータルパッケージが良くないと勝利は望めませんが、それでもエンジンというのは重要なファクターの一つでしょう。
余談ですが、私もセナプロ時代のF1はよくフォローしていて熱心にレースを見ていましたが、ここ最近はNetflixの「Formura1 Drive to survive」を楽しみに見ている程度です。
それにしても近年のF1は、同じパワーユニットを積んでいるのに、レッドブルは速くてもアルファタウリ(現RB)は遅いとか、メルセデスは速くてマクラーレン(メルセデスPU)は程々、そしてウィリアムズ(メルセデスPU)はかなり遅いという、同じパワーユニットを使っていてもかなり差が出ているという事実があります。 もちろんカスタマーPUとファクトリーPUでは差があると思いますが、それでも同じパワーユニットでこれ程差が出るというのは、昔よりもパッケージ全体の仕上がり、しかもかなり僅差のちょっとした差が、走ったタイムでかなり大きく差が広がるのではないだろうか?と、素人ながらに思ってます。
本の内容からは離れてしまいましたが、この最近の日本メーカーの凋落は何でだろう?と疑問に思っている方や、MotoGPファンは是非読んでほしい内容の雑誌でした。
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